てつこてつ

怪談晩餐のてつこてつのレビュー・感想・評価

怪談晩餐(2023年製作の映画)
2.7
U-NEXT新作レンタル。久々に登場した感がある韓国オムニバスホラー。

「ブラインド」のアン・サンフン、「ホテルレイク」のユン・ウンギョン、「殺人漫画」のキム・ヨンギュン、「時間回廊の殺人」のイム・デウン、さらには「シャーク 覚醒」のチェ・ヨジュンといった確かに韓国映画界気鋭の監督陣が揃ってはいる。

が、残念ながら個人的には楽しめなかった。オムニバスホラーの難しい点は短い尺の中でどれだけ怖さを演出できるか、または驚くべきオチがあるかが決め手になると思うのだが、どの作品も怖くもなければヒネりも無い。全作ウェブトゥーンを題材にしているせいかな?

ただ、作品自体は面白くなくても、映像の撮り方やカット割りは全6話レベルはそこそこ高い。

個人的には第三話「ジャックポット」のモーテルの雰囲気や地縛霊の描き方といった、ちょっとアジアンホラーから離れたテイストが一番好き。

ストーリーが次から次へと変わっていくので116分の上映時間が長く感じなかった点は救い。

でも、テレビシリーズながらも「世にも奇妙な物語」は長年放送を続けながらもハズレ作品をあまり見た記憶が無いので、本作と比較するとやはり大したものだなあと改めて感心してしまう。
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