てつこてつ

機械じかけの小児病棟のてつこてつのレビュー・感想・評価

機械じかけの小児病棟(2005年製作の映画)
3.4
スペイン産ホラーを続けて鑑賞。確かに邦題は作品のエッセンスが伝わり分かり易いのだが、原題の「Fragile」のほうがしっくりくるなあ。

大作とは呼べないが、脚本がしっかりしていて演出もソツが無い、なかなかの力作。

小さな島の小児病棟に赴任してきた一人の看護師。やがて彼女の周りで起こる怪異現象の数々・・。

恐怖演出は序盤から中盤にかけては徐々に、そしてクライマックスからはド派手に見せる演出は王道だが、脚本に捻りが効いているので見応えあり。

テレビシリーズ「アリー・マイ・ラブ」のヒロインを演じたキャリスタ・フロックハートも熱演で違和感は無い。

インパクトが強いビジュの“あいつ”が終盤にもっと大暴れする姿を見たかったとの、終り方があまりにも綺麗に纏めてしまっている感が少々残念。
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