吉良吉影

パーマネント・バケーションの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「寝落ちのフィルム作品の帝王"ジム・ジャームッシュ"」(勝手に呼称)の記念すべき処女作。木曜の仕事終わりに観たが寝落ちしてしまったお陰で床で一日を越すハメになり、快く睡眠が出来なかったので少し恨みが残る(笑)

主人公が何処ぞのヤンキーを引っ張り出してきたかのような感じ。放浪をした結果が一つの場所にいないで辺りを彷徨うことで永遠の休暇を得るという分かりそうで分からない言葉。「ルーティーンな日常よりも新しい知見を増やすことで旅人のようになれる」と私は解釈。
精神病院で病んでいる母親の隣で爆笑するおばあちゃん、意味不明な歌を歌うストリートの女、ドップラー効果に語る黒人など個性的な登場人物が多く、この時から既にジャームッシュの映画スタイルが確立していると感じた。
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