パーマネント・バケーションの作品情報・感想・評価・動画配信

「パーマネント・バケーション」に投稿された感想・評価

初期の映画やのにクオリティーのたかさにびっくりした。ニューヨークの様子が全然今と違っておもろい。多分これ以上長かったら寝てた。
ニューヨークが爆撃地区みたいになってる。ちょうどヒップホップが生まれた時期なのを考えるとドップラー効果のギャグのくだりが、パターソンのランドリーのシーンの前振りみたいで面白い。
全編そこまで面白くはないけど。
主人公以外退廃的でおかしいしイカれてる
この時代のニューヨークの裏側建物ぼろぼろすぎる
ちょっとブレイクタイム的な作品。
このセンスには自分はハマれなかった。
気になる監督作品映画祭 その1
ジム・ジャームッシュ①

彼の初作品。
日常の中に幻想的な要素を纏わせるオフビートの源泉のようなものを感じた。

起伏が無く散文的で、オムニバスな所は最初から変わらずなのだな。いわゆるハリウッド的じゃないインディーズ感?良き。

けど、今まで見てきた彼の作品に比べると不安を煽るような音響とか、薄汚い路地裏とかジメっとした要素が強かったような。

あと途中で寝た。
KKMX

KKMXの感想・評価

4.0
先日、地元に戻る用事があり、実家に寄って昔購入したジム・ジャームッシュの初期3部作DVDボックスを持ってきました。

良い機会なので、ジムジャーの初期3部作の中で唯一苦手だった本作を改めて鑑賞してみました。昔観たときはなんだコレ?って感じでしたが、今観ると味があり、グッと感じるものがありました。

ストーリーと呼べるものはなく、アロイシュスという16歳の少年がニューヨークをウロウロするだけのガーエー。オシャレ・ヒップと言えなくもないですが、ちゃんとシリアスな思春期っぽい作品で、当時学生だったジャームッシュの心境も映し出しているようにも感じる内容でした。


アロイシュスは家族もおらず、女と同棲してますが関係は冷めた感じです。彼の生家は戦争で廃墟になっているとのこと(!)。戦争の雰囲気は、常に鳴り響いている不気味な鐘の音とかヘリっぽい音とかで伝わってきました。
また、アロイシュスが彷徨う中で出会う人たちは狂気に侵された人が多いです。アロイシュスの母は発狂して精神病院におり、彼が訪れても気づかないほどでした。
アロイシュスの行動も突飛で、突如車を盗んだり、船に乗って海外を目指したりします。

そのため、本作は全体がマジックリアルな作品なのかも、と連想しました。アロイシュスという大人と子どもの境界にいる存在の物語。それは、卒業制作で本作を撮った、学生と社会人の狭間の存在であったジャームッシュそのものかも知れないなぁと感じてます。
全体は空虚で不安定ながらも本作のテーマ曲である『オーバー・ザ・レインボー』が一筋の希望として鳴り響く。エンディングの構図も晴やかで、実はかなり熱い作品なのではないか、と感じています。

やがてジャームッシュは35年くらいかけて『パターソン』に至るわけですが、ジャームッシュははじめからニヒルでヒップなだけではなく、人間の奥にある真っ当な熱を描く人だったなぁ、との感想を抱いています。




【追記・終盤のドッペルゲンガーについて】

アロイシュスは終盤、パリに向かう波止場で自身とそっくりの若者と出会います。
これは彼の中にある、もうひとりの自分との出会いなのかもしれないと感じました。これは彼の影というよりも、光なのではなかろうか。
影を生きてきたアロイシュスが、光に向かって生きたいと思った瞬間に、ポジティブなアロイシュスと交錯したのではないかと感じたのです。
そしてアロイシュスはオーバー・ザ・レインボーに祝福されて新しい世界に旅立っていきます。

ドッペルゲンガーと出会った人は死ぬと言われます。これは象徴的な意味であり、おそらく死と再生を意味していると感じます。古い自分が死に、新しい自分になる。アロイシュスはドッペルゲンガーと出会い、彷徨える魂を持った古いアロイシュスが死に、希望の光を抱いて生きる新しいアロイシュスに生まれ変わったのだと思いました。
anna

annaの感想・評価

3.5
製作費に学費を注ぎ込み大学院を卒業することができなかったジム・ジャームッシュ監督による初長編作品
卒業制作として作ったのに!
もう!好き
踊りたくなる
まぬ子

まぬ子の感想・評価

3.7
ベッドとラジカセだけの部屋、ゴミだらけのニューヨークの街並みや廃墟が危なげで絶妙。地球上にもこんなディストピアが!
退廃的で憧れるなぁ〜

「漂流してれば、孤独じゃないと思う事ができる」
住む土地だけでなく、仕事や恋人でも一つの所に留まれない人は多い。倦怠感に耐えられないのではなく、日常化することで薄まっていく自分に耐えられないのかも。
物理的に誰かといても孤独は紛れるものではないし、大抵は何かに没頭したり、みんな必死に孤独を紛らわせようとしてる。
映画などの娯楽も然りで、知らない作品を探すのも漂流と大きくは変わらないかもね。
でも、時々は立ち止まって孤独をじっくり感じて虚しくなる時間も大切。

鳴り続けてる不協和音が、主人公の心の空疎な感じにマッチしてた。鈍い鐘の音や飛行機の騒音、はずれたサックス…主人公が孤独を感じる限り、この音楽が美しい音になることはないんだろうな。

しかし、これが大学卒業制作とは!感性の繊細さと完成度の高さよ…
ドップラー効果のお話がすき。

# 134/2018
ryoseco

ryosecoの感想・評価

3.0
ここじゃないどこかへ。
やっぱりちょい若い時に見た時とだいぶ印象違う。思春期やモラトリアム人間の方がきっと響くんだな。
浪人時代の私がまさにこのパーマネントバケーションで、きっと知らずのうちに影響を受けてたんだな〜。てかみんなそうなのかな?
たぶん主人公も大人になったら考え方変わるんだろね。
今見るとオシャレさとか斬新さも薄れて見えて、雰囲気も見慣れた感じになってしまった。
背伸びしたマセガキが見る分には丁度良いような映画。私がそうだったように。
ルックだったり間合いだったりにらしさを感じる。煙草が落ちそうになって向きを直すところがなぜだかとても好きだった。
>|