久々の東海テレビドキュメンタリー。プロデューサー阿武野勝彦。
「断らない救急」を謳う名古屋掖済会病院のERのドキュメンタリー。すげぇ。
専門医に比べて救急医の方が地位が低く見られがち&不人気というのは知らなかった。救急医療＝かっこいい、みたいな価値観は外野のものなのかもしれない。
蜂谷医師の「すべての病気、すべての年代を見れることに魅力を感じたが、実際にはすべての社会問題と直面する仕事だった」という言葉にはシビれた。寒さをしのぐべく腹痛を訴えた上、保険証もお金もないホームレス。祖母の老衰を信じたくないために救急医療を求める家族。薬を大量摂取して自殺を試みる女性。確かに、救急医療現場には人間が引き起こす社会課題が詰まってるかもしれない。
「自殺未遂者は、精神疾患があるために自殺をしようとしたのかもしれない。精神疾患さえ取り除けばそんなことはしなかったのかもしれないのだから、自殺未遂者でもまずは助ける」
