怪獣映画の監督になりたいという夢を持っていた山田一郎は、しかし今は岐阜県関市役所の観光課で働いていた。
ある日市長が「ご当地映画」の製作を観光課に命じたことから、山田の仕舞い込んでいた夢が甦る。
関市を巻き込んだ大騒動となった映画製作は、果たして完成するのか？
YouTube登録者数170万人超のぐんぴぃ主演、って言われても、この方知らないのです、すみません。
「怪獣」というワードに反応しての鑑賞だったんですが、いや〜何これ？って感じでしたねぇ。
何が残念って、主人公の山田が怪獣オタクであるという描写が薄い故に、怪獣映画に対する愛が表明的過ぎて、全然伝わってこないところ。
怪獣をネタにしておいてそれはないだろうと。
クオリティも、思ったより多いカット割とか丁寧に撮っている雰囲気は良かったと思いますけど、作中で「ご当地映画」を作るという体で、本作自体が「ご当地映画」になっているので、推して知るべし。
ドラマとしてもありきたり、コメディ要素も突き抜けたところなく、怪獣モノとしても中途半端な脚本。
B級ならしっかりはっちゃけて下さいよ。
主演のぐんぴぃが好きな人は楽しめるのでしょう、きっと。
あ、ウルトラマンZの平野宏周くんがチョロッと出てきたところは特オタ的に嬉しかったところ、以上。
