違和感がいっぱいの映画だった。
それが実話に基いているっていうから面白い。
新進気鋭のファッションデザイナーで自分の事で忙しいはずなのに、不思議な家に養子になるが、なぜ?六本木を歩いていたかと思ったら、なんか海の見える遠いところに養子に行ったみたいだし。
たまに顔出すくらいのようだが、行ってもお互い話すわけでもなく。
うなぎをみんなで食べるシーンが2回あったが、早食いで世間話もせず。。
みんな腹の中を見せないで、何かを考えているようにも見えるし、ただ流れに身を任せているようにも見える。
どちらかというと、精神疾患を抱えた妻が一番わかりやすいかも。
優しい旦那さんがいきなり亡くなってしまい、寂しい。誰かよくわからない若い女が養子に来て、不安なところに親族から変な知恵をつけられ、遺産目当てだと疑ってなじる。これがいつばんふつうの反応だと思った。他の人が不思議すぎる。
デザイナーの主人公もお洒落なんだろうけど、ちょっと不思議なすきのあるファッション。赤い染め物をする時にわざわざ綺麗な白いおでかけ服を着ているし。そもそもあの染めではポリエステルのレース生地は染まらないだろうし。
違和感でいっぱいで、そこが面白かった。