混沌
凛とした空気感の作品だった。
絶妙な希薄さというか、人間の繋がりの軽やかさというか。
歪ながら家族になっていく人達、家族みたいな恋人、友人。
確実に重なっていく人間関係は、当人からすれば相当…
「悪は存在しない」で主演を務められていた大美賀均さん監督の中編作品。
独特のスローテンポで話が進んでいく。
特異な設定だけれど、描かれているのは生死やそれぞれの人の心情で深い。主要人物が何を考えてい…
不穏なずっと掴みどころのない感じというか底知れない感じ、不安、恐怖、ずっとすご……うわ……え……みたいな到底言語化できないけど、分からなさを浴び続けるの安心するところもあって、なんかずっとすごかった…
>>続きを読むフミコの方、ドライブ・マイ・カーのマリーナの人だ…!と思って嬉しかった。
いいなぁ。三人で病院の一人がけの椅子にそれぞれ座ってるのと、灯台の光を受けるのと、色々すごく素敵だった。
五度も旦那を変え…
この映画を観た後に会った人と、妙なお葬式の話とか親戚づきあいのちょっと気まずい話とかをして、繋がってるような一日。
なんにも不和のない家族なんて存在しないんじゃないかと思う。それなのに何故みな家族…
『余る日』もそうだったが、終盤で「ほんとのとこ、どう思ってんの?」と投げかけ、これまでギリ形を保てていた関係を抉るのが容赦ないなぁとは思ってた。『義父養父』はラストショットの主人公の涙に、その問いに…
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