はる

マイノリティ・リポートのはるのレビュー・感想・評価

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)
4.0
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のフィリップ・K・ディックの短編小説をスピルバーグが映画化
言われてみれば未来の世界観が『ブレードランナー』に似ている。
ストーリーがちょっと複雑なので以前見た時はついていけなかったんだけど、今回はちゃんと観ました。

自動車工場の赤い塗装の演出とか、クスッと笑えるシーンが時々あって、その辺にスピルバーグっぽさを感じました。この工場のトム・クルーズとコリン・ファレルの対決が面白かったので、コリンにはもっと活躍してほしかったなぁ。主役を食ってしまいそうな存在感がありました。

プリコグや未来殺人で逮捕される犯人の人権はどうなってるんだ?と気になるところですが、そもそも彼らもマイノリティーな人々という事でしょうか。
20年後、「マイノリティー」という言葉が一般化するなんて当時は思ってもいなかったな。
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