ゆっきー

コンテイジョンのゆっきーのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.5
このソダーバーグは中々良い。11年にコロナ禍をほぼ再現してるのもあるが。冒頭であえて「2日目」とテロップを入れるイヤらしさにはイラッとしたが巻き返した。

デマを撒き散らす人気ブロガー役のジュード・ロウが帰宅すると玄関に仕事仲間の女が座っており、やり取りのあとにカットが割れ遠景のショットになり家の周りがそこで初めて映るのだが、暴動で滅茶苦茶になってる様子がそこで初めてわかるというカットが良かった。

またラストでマット・デイモンが亡き妻(パルトロー)の写真をやたら小さいデジカメの画面で見て泣く場面、このデイモンの手のデカさと、小さい画面に閉じ込めまれたパルトローというのが良いのであり、これが大きな画面で彼女の写真を見ていたとしたら途端にイヤらしさを伴う所であった。

ただ前編通して被写界深度がやたらと浅かったり、電話するシーンでわざわざテレホンカードを通す動きのためだけにピン送りするダサさだったり、言いたいところは相変わらず多い。
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