鳥取

コンテイジョンの鳥取のネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 今年のインフルエンザの流行は変なパターンでしたね。流行じたいが遅かったですし。息子もA型のインフルエンザにかかり40℃の熱を出して苦しんでました。幼稚園のイベントで多くの人が集まったときに貰ってきてしまったみたいです。感染症って嫌ですね。
 さて、この映画はいわゆるパンデミック映画です。未知のウイルスによる恐怖の感染症が全世界に広がり、人がバタバタ死んでいきます。アンタは有名な女優だから生き残るんやろ?と思っていた人もわりとあっさり死んでしまいます。新型ウイルス、alphaGoと同じくらい容赦ねえ。
 しかし人類も負けてはいません。英知と献身と勇気を体現する研究者魂が炸裂します。ヘリコバクターピロリが胃潰瘍の原因であることを、自ら菌を飲むことで証明したマーシャル博士もビックリや。何しろ、急拵えの未知のウイルスワクチンを××してしまうのですから。。。
 物語はこの他にも胡散臭いジャーナリストやらアメリカの当局の政治的かつ人間的なやり取りが絡み合って展開していきます。「感染列島」のようなテンションとは程遠く、淡々とパンデミックとその収束が描かれます。「起こりうる災害の恐怖」はこちらの方が上手く描けているのかなと思います。ソダーバーグ監督作品の秀作です。
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