なちゅん

コンテイジョンのなちゅんのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.5
ここまで酷くはないにしても、今何が起こってるかってこれでしょ。まあそんな訳で観るなら今しかないくらいの感じで見た。実際それでアメリカでのレンタル数(視聴数?)上がってるのだとか。

未知の脳炎ウイルスによるパンデミックの中での医療従事者や一般市民や科学者やカリスマティックなフリーライターを描いた、ある種のオムニバスストーリーになってるんだけど、回収されてない部分もまあまあある。
人の良い部分も悪い部分も描いていたけど、政府側に良い人間が多く描かれて、根拠の無いガセを流布するのはフリーライター。後者はその流布人が1人であるという以外ほぼ事実だけど(現にCoVに関して出回っているガセネタの多さったら)、前者は…はたして…?そういう意味では多少味方擁護というか、忖度的なものを感じないでもない。
しかし恐怖の伝播力はウイルスのそれを超える。目に見えるからね。政府側を疑うのも、恐怖の一部でしょう。あと日頃からそれだけ政府が疑われても仕方ないくらいのことをしてるということの裏返しでもある。

Day 1が示していたのは言わば「大企業の自業自得」。
ミッチとジョリー親娘は束の間の癒しだったな。一応主人公の割にだいぶ影は薄かったけど。あとワクチンを生み出した先生が1番の立役者。
特典映像に入っている「解説: ウイルス感染の仕組み」は是非見て。
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