“ピエロが怖い”って新しさゼロじゃないですか。
それなのにやたらヒットしてるこのシリーズ。
前2作になんとなく付き合っていて、どちらもうーん…って感じだったんだけど、今回もまぁ微妙だったな。ゴア描写の潔さは評価したいんだけど、いかんせんストーリーを進ませる部分が退屈。
…なんて思ってたんだけど、始める前の劇場を見渡して気付いた。
観客に圧倒的に若い子が多いんだよね。
作り手は引用してくるネタとかカメオ出演とかで過去のホラーへのリスペクトを見せてはいるんだけど、この映画を好んで消費しているのはそういう歴史とはあまり関係ない若者達なんだよね。だからこのピエロ+ハードなゴア描写に新鮮に向き合えるのかと。そりゃ今までこういう映画に出会っていなければショックを受けるでしょう。
要はビジネス的には別に熟年ホラーマニアに向けて作っているわけではないからコレでいいんでしょう。
自分だって『バタリアン』観て感銘を受けてからロメロに行ったし。
それでも声を大にして言いたいのは、コレよりも胸糞悪くて、尚且つお話も面白いホラーはたくさんあるよって事。
今後も続編作られそうだけど、自分はここらへんで離脱しようと思います。