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毒娘のエスのレビュー・感想・評価

毒娘(2024年製作の映画)
3.1
2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった、ある新婚家族の出来事をモチーフに『ミスミソウ』や『許された子どもたち』などを手がけた内藤瑛亮監督がメガホンをとった作品


夫の連れ子と新居で新たな生活を始めた矢先
その家に執着している前の住人の娘・ちーちゃんが現れたことによってやがて一家は少しずつ崩壊していくというもの


予告はバイオレンス感強めでしたが案外そうでもなかったのが正直なところ

家庭環境に恵まれなかった
主人公の萩乃(佐津川愛美)

夫と義理の娘・萌花と共に
中古の一軒家に引っ越すけれど
萌花が10代思春期がゆえに
なかなか心を開かない

そんな中で、
突如現れたちーちゃんに
一度は襲われながらも
彼女には心を開いていく

ちーちゃんの背景も
見えてくるけど
とにかく最後まで
謎多き少女だった

1番の謎は
ちーちゃんが何故その家に
執着しているのかが見えてこない

その他にも
ちょいちょい謎は残るけれど
伊礼姫奈演じるちーちゃんが
最強過ぎるし、ビジュアルは強烈で
その辺、どうでも良くなっていく

クライマックスのモラハラ夫の
やられっぷりが最高でした。

ストーリーを楽しむというより
雰囲気を楽しむ作品かな…
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