少女ジェイソンかはたまた地縛霊か
中古の一軒家に引っ越して来た家族。父と再婚した嫁、連れ子の娘の3人。ある日赤い服の少女が娘の前に現れ家を荒らす。
謎の少女ちーちゃんがこの家に住む家族に無茶やるという展開で、ちーちゃんの行動原理がイマイチ分からないが、ちーちゃんというホラーキャラクターを作りたかった様にも思える。
ちーちゃんよりもこの家に住む家族も何だかんだ訳ありで、清潔感のある日常を結構な尺で描いていて、そっちの話に気が行ってしまう。
父親のキャラが良い人そうで実はそうでないのも何となく始めから分かるし、聞き分けの良い嫁もどこか不満がありそう。
そして娘もどこか脆弱で危ういキャラ。という家族ドラマを見させられる。
なので、ちーちゃんが無茶やる後半も大したショックは無くて、ホラーとしてはイマイチ盛り上がらなかった様に思える。
ちーちゃんは顔を赤塗りはしてるものの、実は可愛い顔というのもホラーキャラとしては弱い所か。
内藤監督の『ミスミソウ』が良かっただけに少し残念