夫ヨンス、妻ヨンハ、息子ジュニ、3人は貧しいながらも北朝鮮で幸せに暮らしていた。そんなある日、妊娠中の妻ヨンハが結核にかかってしまうが、北朝鮮では治療薬が手に入らない。そこで、夫ヨンスはヨンハとジュニを北朝鮮に残し、国境を越え中国へと渡るが・・・。
殺風景な景色を背景に撮られた1つ1つのカットから醸し出されるどことなく哀しい雰囲気が、一筋の光も差さない真っ暗な北朝鮮の現実とリンクして、言葉では表現できないやり場のない感情を植え付けられた。
ラスト10分は涙が止まらなかった。
ちゃんと涙腺あってよかった笑。
過去一の絶望映画。
でも、多くの人に見て欲しいし、同じ世界の中の一つの現実として受け止めなければいけないと思った。