なつみかん

クロッシングのなつみかんのレビュー・感想・評価

クロッシング(2008年製作の映画)
3.7
先週見た『プレシャス』の余韻もまだ残る中
重くボディブローの入る映画を見てしまいました。

脱北問題の実情を取材に基づいて描くこの作品は、
(ニッポン放送の上柳アナウンサーの番組で紹介されていて近くはない劇場に、電車に乗って見に行ってきました。)
上映中にも(内容が渋いだけにお客もいいところ20人程度と少なかったんですが)、隣に、後ろにすすり泣きの声が聞こえてきます、僕は泣きはしなかったけれど・・・
遠出してきた甲斐は十分だったと思います。

関連のニュースを見るたびに思います。
この先、北のあの国が開かれる時がくるとしたら
その時、そうさせるものは何だろう
その時の力はどんな形をとっているのだろう
外からの力、内から出てくるモノだろうか
僕らはその時、ベルリンの壁が崩れた時のニュースのように見る事になるのだろうか?

この映画が、そうなって行く、後押しにいくらかでもなれば良いなと思う。
なつみかん

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