このレビューはネタバレを含みます
『韓国映画 この容赦なき人生』から
北朝鮮では脱北は処罰・処刑対象
中国では不法滞在として扱われている
人の生や未来、それ以前に尊厳が軽んじられる社会はおかしい
この映画は、脱北者の現実を描いた悲劇だけど、エンディングで流れるような暮らしが続くようになってほしい
ジュニが父親と携帯で電話できたときに、ジュニは「(お母さんを守れなくて)ごめんなさい」という
これを子どもに言わせてしまう悲惨さ
悲劇の映画だからこそ各人物が辿る結末には容赦がないが、ミソンとジュニには死後の世界でまた会っていて欲しい
2人が自転車に乗っているシーン、本当に美しい
ジュニが見た走馬灯が美しい思い出でいっぱいだったのは観客にとってせめてもの救い