このレビューはネタバレを含みます
苦しくて観ていられない映画です。北朝鮮の田舎町で親子3人、極貧の中で生活しています。妻が栄養失調による肺炎にかかってしまいます。しかし、栄養のある物を手に入れることも、薬を手に入れることもできないのが北朝鮮の現状です。
そこで夫は脱北して中国に行き、お金を稼ぎ、薬を買って戻ってくることを決意するわけですが、なんだかんだで帰れず、追われる身となってしまうのです。
悲惨以外の何物でもないです。切羽詰って飼い犬を殺して食べたりするのです。市場には乞食がたくさんいます。脱北に失敗して捕まった人々は、強制収容所のような所に送られ、ひどい環境の下、死ぬまで強制労働させられるのです。
けっきょく妻も、息子も亡くなります。なんのために生きているのかと疑わざるを得ません。
おすすめしません。あまりに悲惨すぎます。そしてこれが本当に起きてる話なんでしょう。
恐ろしいです。