いぬが!かわいい!!
音楽や環境音が絶妙に眠りを誘ってくる…レビュー見たらどうやら多くの人が同じ体験をされている。
画面が終始美しく、色々なものが象徴的に描かれていて難解…と思ってレビュー見たら多くの人が難解と言っている。
体調も悪くて寝てしまって所々話が飛んでるから理解できなかったのか…と思ってたけど、正常な反応だったようで安心(ちゃんと見なさい)。
モノクロの郷愁と、カラーの現在。
どちらにも使われる、だまし絵のような演出。
不協和音のような歌、流れ落ちる水の反響音。
できすぎている、とわかるのに当然の景色のように目に馴染む美しい構図。
眠気も相まって、夢のような体験だった。
ドメニコの絶叫にも似た最後の演説が、さっきまで映されていた幻想的な画面とあまりにもかけ離れた大音声で、狂人の妄想のはずなのに、最高に現実に肉薄していた…。
なんとなく「ベニスに死す」を思い出した。