くると

もしも徳川家康が総理大臣になったらのくるとのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと気にはなってたけれど、どうしようかなぁと思っていたところにSNSで、野村萬斎さんと新しい学校のリーダーズの対談が流れて来ていて、何故に?と思って見てみた。エンディング曲を彼女らが担当していると知らなかったので、まずそれだけでも観に行こうと思った。当初はずいぶんと突飛な設定だなぁと思ったが、どうやら原作は漫画らしい。聖徳太子に始まり坂本龍馬、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と日本史が好きな人なら、それだけでもちょっと観てみようかなと思うだろうなラインナップ。演じている役者さんも勿論ベテラン揃い。それぞれの強みを活かした徳川内閣。それを最初は受け入れに懐疑的な国民が最も簡単に掌握されていく様は、日本人の特性なんだなと思い知らされる気持ち。途中に出てくる坂本龍馬の言葉や最後の徳川家康の演説は必見。これがぶっ刺さりまくり、涙が止まらなかった。これも人心掌握かと思うと悔しい気持ちもあって。最後に日本人が少し変わっていく様子があるが、是非そうなって欲しいと切に願った。
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