このレビューはネタバレを含みます
終幕に向けた壮絶なるファンムービー。
平次と和葉の恋路はある意味ミスリードで、コナンガチ勢の痒くて手が届かなかった積年の想いを根底から破壊する映画だった。
平次を応援する蘭ちゃんの様相と、ファンの目線が完全にリンクしてたのも没入できる良いポイント。
五稜郭の宝を巡る四つ巴の戦いは構成的にも存外シンプルな出来栄え。
単体の事件としても見応えのある仕上がりだったが、本筋に絡み合う各々の因縁とラブロマンスが完成度の高さを底上げしており、そこに青山剛昌オールスターのド派手な活躍と衝撃のラストが重なって原作ファンはもう阿鼻叫喚。満腹中枢がバグる作品だった。
少年探偵団が完全なる舞台装置と化してて笑った。逆に好き。
只、ED後のスタングレネードのくだりは賛否分かれるんじゃないかな?原作でやりたい気持ちは分かるけど。