くりた

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のくりたのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大人気埋蔵金争奪サバイバル何某カムイが名探偵コナンにやってきた!な本作、映画としての情報量もファンサとしての情報量も多過ぎる笑

縦軸だけでも他に類を見ない程混迷を極めており、アバンだけでもかなり駆け足気味。更に登場キャラクターの数が従来・オリキャラ含めて尋常でなく、一応それぞれに見せ場を作ろうと発散気味の横軸だったことは否めない。

が、アクションの見所は前作『黒鉄の魚影』程ではないにしろ骨太に描かれており見応え充分、また津田健次郎演じる土方歳三は言わずもがな魅力的で何かと殺陣も多く、これだけで1本やってくれ…と思わずにはいられない。

中盤、カドクラの襲撃を阻止する為に被弾する中森警部と自責の念に苛まれるキッドには快斗としての素顔が垣間見え気に入ったが、聖と平次のセスナ上の決闘は劇場版トンデモで笑ってしまったし、平次のKLXが使い捨て過ぎてびっくりしちゃったよ…。

スタングレネードオチは炸裂する前からみえみえだったので、例の”試写会無し”の理由がどこに来るのかと思っていたらポストクレジットのこれか…と…。
メタ的にはお馴染みの「新一とキッドの容姿が酷似している」ことへの理由付けだけでなく、黒羽盗一が生きていたことで結末へ向かいつつある原作にもうひと波乱起きそうな予感、とにかく今後の展開にも期待するばかりだ。
くりた

くりた