しおとあぶら

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のしおとあぶらのレビュー・感想・評価

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ここ数年の映画コナンの勢いと言ったら、それはもう物凄いものであるし、毎年、多くの観客の期待に応えるフィルムをお出しされてきたわけだが、今年が一番ファンムービーをしていたのでは……?と思うほどには、青山剛昌作品ファンとして滾るものがあった。
メインとされる現在進行中の平次と和葉の恋模様だけでなく、『名探偵コナン』では客演たる怪盗キッドの素顔、または素顔に近い一面が見られるのも、『紺青の拳』を経てのことだろうし、途中途中、メインヒロイン毛利蘭の美徳が光るのも、本編「修学旅行編」を経由してのことだ。そういう良さが詰まりに詰まっている。
一方で、原作を読んでいなくとも楽しめる構成にはなっており、GWの家族向け映画として開かれてもいて、そういう難易度を高い水準でこなすスタンスそのものにも圧倒された。
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