時々、私は考えるの稀のレビュー・感想・評価

真面目なコミュ障に好きな人ができる話。

希死念慮にとりつかれていて、ときどき森で死んでたり首を吊ったりする妄想をしているのが面白かった。キャラのスパイスになっている反面、ストーリーの根幹にはあまり作用しておらず、男女のすれ違いは唐突感があった。作り手の中にキャラクターはあってもストーリーはあまりなかったかのような印象。とはいえ全体的には好きなテイストだったので、監督の別の作品も見てみたい。