人と仲良くするのが苦手なエッラにとって、心を許せるのは大好きなトミーおじさんただ一人。両親が休暇でいない間、トミーおじさんと2人で過ごすのを楽しみにしていたが、なんとそこへオランダからトミーの恋人スティーブが泊まりにやって来る。
ゲイのトミーおじさんは、エッラにとって好きなもの嫌いなもの全ていっしょで、最高に気が合うベストフレンド‥‥だとエッラは思っている。
突然現れたスティーブば、エッラにとって大親友を奪うウザいおじさん。
どうにかしてスティーブを追い出そうと、転校生のオットー少年に知恵を借りる。
この追い出し作戦が、子供なりの容赦の無さで、結構エグい。
ヒドい目にあうスティーブも限りなく優しいし、最後はほっこりハッピーエンド。
まぁ原作はスウェーデンの児童絵本だからね。
サッカー好きのエッラは美少女ってワケじゃないけど、表情がすごくチャーミング。
ノルウェー出身のクリスティアン・ロー監督は、同性愛とか移民の少年との交流とか、なんの偏見も持たず自然に行動するエッラの視点を通して、北欧社会の多様性をサラッと描いている。