“なぜ謝れないの?”
自分の記憶の中に強烈に刻み込まれているとても大好きで大事な作品✨
男性目線ではかなり辛い内容なので、これまで再度観ることをなんとなく躊躇していましたが、今回オリジナルネガを使ったレストア作業にリドリー・スコット自身も参加
「もう一度しっかり観ておけ!」というリドスコからの声?に促されいざ劇場ヘ
あらためて観ると冒頭からあまりにも露骨な伏線の数々にいちいちヒリヒリ、そしてウルウル😢
オーディション候補の中からブラピをリドスコに推薦したのがテルマ役のジーナ・デイヴィスだったというのももう一つの伏線?w
青い空🔵
茶色の大地🟤
グリーンライトのサンダーバード🟢
そしてテルマとルイーズの生き生きとした姿✨
レストアで鮮やかに蘇ったリドスコの見事な映像と、クリアに鳴り響くハンス・ジマーの心揺さぶる劇伴
そしてそこに命を吹き込んだのがカーリー・クーリの脚本
女性ならではの視点で社会的に生きづらさを感じる女性を描き、当時アカデミー賞を初め多くの評価を得た彼女の脚本
30年以上前に書かれたそれが今でも多くの人に愛され続け色褪せないのは、その状況が今も変わっていないという悲しい理由もあるかもしれませんが、そこにジェンダーの枠にはとらわれない、人と人との普遍的な関係性を感じさせるものがあるからだと思います
いちいちイライラするテルマの言動を受け止めようと努力するルイーズ
ルイーズが自分の行動をどう感じているかを理解しようとするテルマ
過去様々なことを見てきたがゆえに二人を救おうとするハル
たとえお互いの気持ちを正しく理解できなくてもそれを理解しようと寄り添うことがどれだけ人を救うのか
クーリはふたりの人生の背景もきちんと描きながら、そんなことを観るものに問いかけます
それはお互いにとても面倒で勇気のいることだし、つらい思いもするかもしれませんが、それがそれぞれの人生を“素晴らしい旅”にすることをストレートに見せてくれるテルマとルイーズ
ときにはドライバーを交代し
ときにはアクセルを踏み込み
ひたすら前に進むことで二人が感じたであろう“生きている”という実感
ピカピカな姿からホコリまみれになっていくサンダーバードとふたりの姿はとてつもなく清々しくカッコイイ
…からの“熱烈ジャンプ”に涙が止まらない😭
あっ、ブラピとのジャンプじゃないほうね😁
p.s.
以前グランドキャニオンに行ったときこの作品を思い出し😢
うちの奥さんはその素晴らしい景色に感動したからだと今でも思ってるはず😅
その後、あの撮影場所はグランドキャニオンではないことを知って再び😢w