ジャニス・ジョプリンの「ボール&チェーン」の絶唱。これ以上のシンガーはいないというよな。アルバム「チープ・スリル」で聴いていたけどこんなに凄いとは。ジャニスだけでも観る価値がある。
この映画がいいのは余計な説明がなくライブ映像だけを流しているところかな。それと会場の雰囲気とか最高だった。モンタレーという場所柄なのかウッドストックよりも明るい感じがする。演奏の方は熱い。ギターを壊さなくともいいと思うが、それだけ熱狂してしまうということなのだろう。でもジャニスの歌が一番。
あとラヴィ・シャンカール が長いという人もいるようだけど、当時はビートルズやコルトレーンにも影響を与えた偉大なミュージシャンなのだから敬意を持つべき。客席の熱烈なスタンディングオベーションを見ればどれほどすごかったのかわかる。映画だと眠くなるのだけど、それはトリップ(旅)していく音楽だからだ。