まあこういう作品って必要だよなって印象。そんなことあったなーと思いながら見た。
しかしこれこども理解できるのかなあ。
自分の中に「感情」というものがあるって理解できるのは、おそらく中学生くらいじゃないかと思う。観るタイミングけっこうむずかしいかも。
あと、このあと自分にどんな試練が待ち受けているか、あなたの心は今どういう状況か、その解説映画で聞きたいだろうか。自分で選んだ小説に胸震わせ、自分で情操教育をする時代は終わったんだな。親に連れて行ってもらって親が選んで映画を観るんだな。
すっかり大人な私は、現実ではない世界に連れて行ってもらいたかったのだが、映像は非現実であっても内容が超現実なので、なんか苦しいなあと思ってしまった。フルCGで完璧な夢の世界を作っておいて中身は超現実というのが、なんというか、ああ今はそういう時代なんだなと。
夢の中だけでいいからそれでもこの世は生きていくにふさわしい。生きていてよかったと思う作品が見たい。アニメーションで夢が見れなかったら大人は一体なにで夢を見ればいいのか(そんなにつらいのか？)
あ、でもとてもよくできてるが故にそう思ったわけで。本当によくできていて丁寧に作られているなと思ったのはまちがいなく。私が求めてるものではないというだけの話です。いやもしかしたら今も中2で絶賛継続中なだけかもしれない。
20年後くらいにこの映画で救われたって子が出てくるかもしれないし。
私の心のピクサーベスト10
第1位はいまだトイストーリー3だった
