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インサイド・ヘッド2のfilmaholicのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんとにもうPIXARは大人向け!笑
子どもはわからなくて飽きるレベル。
インサイド・ヘッドを日本語でどういう意味かもわかってないだろうな。
あれが脳内で感情がキャラクターでっていうのは何歳ぐらいで認識するんだろう。
それでいいのかな!
私はグッときた...ズシンと。
ヨロコビがリーダーでカナシミとかイカリがいれば生物として成立する、いかに傷付かず失敗せず大きくなるかって単純だった幼少期、これからもそうしていくんだろうなと思ったとこで思春期。
失敗も傷も負けも絶望も経験して覚えていく、今から未来での絶望を避けるためにあれこれするんじゃなくて、失敗して次はこれをこうしなければうまくいく、と策を練る。
恥ずかしい、妬ましい、だるい、とかから、気遣う、とかそれこそ時間が経てば懐かしい、など、感情があまりにも無数で驚いた、ハッとした、持ち合わせてるはずなのに。
心配もそう、とにかく心配で先回りして危険を避けたいのもわかるけど、そのためにじゃあ何をしてもいいのか、たとえばじゃあヨロコビは正しかったのか。
どちらも正解でどちらも不正解でどちらも度を越えてる、ことを2で知ったなぁ。
それを中学から高校になっていくタイミングのホッケーを題材にしているとかがすごくよかった。
そもそも3こいちでいたのに、2人が高校別ってもう決めてたって割と、はぁ?なんだけどね笑 
向こうも言うタイミングなかったけどきっと悪気があったわけじゃ無いと思うし...
極悪人も極悪感情もいなくて、シンパイもちゃんとライリーのためだったのが、何とも..あぁ、ディズニーすげえなぁ..だったな。
脳内を映像にするなら、感情をキャラクターにするなら、どんな声?どんな色?どんな顔?思い出ってどんな形?保管する?液体気体固体どれ?って無数の大人によるイマジネーションによって完成された、アニメとしてのメッセージ。すごかった。
思春期の子がいる、これから迎える子がいる親、思春期のあなた、ポジティブよりネガティブな感情が強いかもな自分と自覚ある人、鬱がちな人、見て欲しいなぁ。
感情を実際あーやってボタン押して行動に反映されてたら怖いけど、キャラクターじゃないだけで感情って自分でコントロールできる、環境や成長過程で変動する、って知れるだけでも生きるのが少し楽になるよね。
シンパイ、今回は吹き替えて見たからきけたけど、多部ちゃんすごすぎた!
あと、このディズニーのタッチの中に、ゲームキャラとして全然タッチの違うキャラが出てきてそこに存在しているのが驚きすぎた!!ポーチー花江さん?蜜璃ちゃんといい..キャラが増えた分声優さんも増えてて楽しかったな!
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