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インサイド・ヘッド2のKのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)
3.8
思春期のライリーに、喜怒哀楽だけじゃないシンプルじゃない感情が生まれる。

大人になると、心のままに、というのは難しくなっていくもので。それを邪魔するのが、心配の先にある心とは逆の言動だったりするわけで。

でも、"心配は今じゃない"。先を見据える計画性は大事だけど、まだ存在しない先の未来の心配ごとで、今の自分を縛ってしまってはもったいない。

心を喜びで満たせば、本来の自分が返ってくる。本来の自分とは、喜怒哀楽もあって、完璧じゃなくて、それでも、心のままにまっすぐでいるということ。

感情が人間を作るのではなく、感情の先に動く言動が人間を作り、それがその人の歴史となる。

大人になっても、少しでも喜びの多い人生を過ごそう。

なかなか深いメッセージでした。
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