アカデミー賞、発表されましたね😊
稀に見る大混戦とは言われてはいたものの、蓋を開けてみれば皆さん予想通りの結果だったのではないでしょうか?
嬉しかったのはキーランカルキンが受賞した事、残念だったのはデミムーアが逃した事かな?これまでアカデミー賞に縁の無い俳優がひょいっと本命でノミネートされる事はたまにあるんですよね。「レスラー」のミッキーロークとか、「バードマン」のマイケルキートンとか。でも受賞はさせてくれないんですよ。「ザ・ホエール」のブレンダンブレイザーはよくやった!と思いました。
デミムーアもそのパターンだと思い、本命ながらもそこは除外して、シンシアエリヴォを予想してましたが外れました💦
で、このインサイドヘッド2ですがアニメ部門にノミネートされましたが受賞出来ず…でしたね。不作の年に5億の興行をあげた功績は大きいと思いましたが残念。
内容は予定調和でわかりやすいです。最後はこうなるんだろうな。ってのがもう見え見えなんですけど、それでも感動してしまうDisneyのアニメマジックですね。
まずキャラの造形が素晴らしいですね。本作のキャラデザのチーフは村山佳子さんという日本人で、ピクサーで働く数人しかいない日本人の中の1人。誇らしいですね😊
それぞれの感情の色や形などよく考えられて作られていると思います。日本人のセンスと外国のセンスの融合は新しい感性を生み出してくれます。
とはいえね。いくらチーフと言っても超少数派の日本人。どこまで村山さんのイメージが反映されたかは分かりません…
当初、「恥」という感情がプロットにあったとの事です。「ハズカシ」というキャラはいましたが、それよりももっと過激な感情なのだと思います。この「恥」というキャラを出すと映画が凄く暗い雰囲気になる。という事でお蔵入りになったんです。たぶん「暗い秘密」というキャラがその名残なんだと思います。
ただ思うところ、大人になるという事は、この恥を受けいれる事が重要なのですが、あまりそこら辺は描かれていなかったですね。とにかく「シンパイ」との葛藤がメイン。
ただよく考えると、ライリーはまだ中学生。恥を受け入れるのはまだ先の話なのかも。
そういや思春期なのに異性への感情というものがありませんでしたね。もしかしたら、「女の子が恋をするのは男の子」という構図をDisneyは使い難いのでは?とも思います。そこら辺はインサイドヘッド3とかに期待かな?インサイドヘッド4では母になってたりね。
私もライリーの歳の頃は、周囲に合わせて自分を見失っていました。その行為自体が正に恥なんですが、それを受け入れたこそ、今のジブンラシサがあると思っています。
もっとシンパイして、イイナーと思うものにダリィながらも首を挟んで、ハズカシい思いをして成長してください。きっとヨロコビに変わると思います😊
しかしライリー。あの歳でシンパイの感情が強いのはまあ理解できますが、それに対してしっかり対策とか設計をできてるのは凄いです。絶対良い大人になるでしょ!
吹き替えで観ましたが、シンパイ役は多部未華子ちゃんなんですね!凄い美味かったです。全然気付かなかった…