片腕マシンボーイ

恋わずらいのエリーの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)
3.6
JC向け少女漫画ラブコメにしてはシモネタが多いからばマシンボーイもヒャッ!って耳まで真っ赤ではらはらしたぞぉ

陰キャの女の子が学校の女子に人気のイケメン男子で妄想しながらウハウハしていたんやが、それがイケメン本人にバレてしまったんやけど!って話

そうね、全力歯ぎしりレッツゴーで有名な原菜乃華ちゃんがヒロインってことで観にいったんやが、マシンボーイ的には本作はどちらかと言えば初主演映画「はらはらなのか」と同じくはらはらの連続な作品で歯ぎしりが止まらんかったぞぉ!ぺろぺろ、なんて言いつつ「はらはらなのか」に関しては吉田凜音ちゃん演じる生徒会長が良すぎて主演の菜乃華ちゃんの記憶が無いことはここに謝りたいです、あの作品ってはらはらしたっけ?

しかし、本作の菜乃華ちゃんはまぁはらはらの化身といっても過剰ではないポンコツでして、秘密の妄想SNSをスマホを落として好きなイケメンに見られるしやね、それに懲りたかと思えば、また別の男子にもスマホを落として見られて……まぢドジを重ねに重ねるどんくさ娘でめっちゃんこ可愛いんよなぁ!さらに次々と飛び出す変顔もたいそう魅力的で見応え充分
ただジャージ妄想を初めとして妄想の内容が割と普通めなんが残念よなぁ、もっとはらはらしちゃうような危険な妄想も聞きたかったよねぇ

そんな菜乃華ちゃんに惚れられるイケメンはというと……ひゃー!知らん人やん、初めて見る男の子やったんやが、本作観てる時は正直あんまりマシンボーイ好みのイケメンちゃうし、なってたね、でも本作観た後に観たやつにもたまたま出ていてそっちの方が可愛かった思うわぁ
まぁ本作では一見完璧超人ながら意外とポンコツなとこもあり、菜乃華ちゃんと喧嘩してしまうシーンでは、おいおいそれは絶対に口にしちゃあかんやつやでぇ……ってはらはらさせてくれたから良かったのよ

あとさ、菜乃華ちゃん演じるエリーの親友になる女の子の事を好きな男の子の役がリュウソウブルーのメルトやったから驚いたね!ってかメルトってリュウソウジャーの男子メンバーの中じゃ1番小柄なイメージあったんやが、本作やと結構背が高くなかった?伸びたんかな?とりあえずメルトは大嫌いやったけど本作は良い奴やったからばだいぶ見直したよね

ってかさ、スクールカーストが低めの女子が人気者のイケメンと恋に落ちる系の映画ってさ昔から結構あるけどさ、ひと昔前の作品やと、え!なんであの地味な女が……っつ〜ギャル軍団の僻みによってヒロインがいじめられる展開とかあるあるやった気がするけどもさ、最近の少女漫画映画って時勢なのか?基本的にそこまでの悪党キャラって出てこないからばさ安心して観ていられるよねぇ、本作もそっち系のはらはらはほぼ無くてマシンボーイもホッとしたぞぉ、まぁラストに謎に新たなギャル軍団が出てきた時には、げぇ!こっからバトル展開あんのか?って肝が冷えたが、謎に「あのふたりお似合いよね〜」とか言っててゲラゲラした

まぁ一応悪役的な立場のキャラとしては文化祭の実行委員を頑張る菜乃華ちゃんに野次を飛ばすクズ共っつ〜のもいたんやがね、如何せん菜乃華ちゃんに落ち度無さ過ぎてマシンボーイも御立腹していたらば、文化祭終わった途端にクズ共が手のひら返しに菜乃華ちゃんに寄り添ってきて、まぢコイツら花火と一緒に打ち上げてやらな気がすまんのよ!なったねぇ……
あと恋のライバル的な陰気くんは……まぢちょっとウザくて無理やった、せめてゴミ箱並べんのくらい手伝えや!

まぁ菜乃華ちゃん主演やから期待もあったが、かつて1点台2点台しかスコアつけたこと無かった三木監督作品やから不安の方が大きかったものの、菜乃華ちゃんの魅力は満載でとても楽しかったよ!でもテニスの試合は応援に行けたら良かったよなぁ、県大会の次は……全国大会とか行くんか?今度はちゃんと応援に行けるといいなぁ!ぺろぺろぺろぺろ