日本未上陸のフランス作品「マルグリッドの定理」を旧アンスティチュフランセで鑑賞🇫🇷
若い天才女性数学者が難解な定理の論文発表中に誤りを指摘されて挫折。
数学から距離を置こうと自由なルームメイトに感化されていわゆる普通の若者らしい経験をすることで、自分の定理の解を見つけようとする物語。
主演のエラ・ランプフはこれで2024年のセザール新人女優賞を受賞🏆
歩き方から飾り気のない格好、数学に没頭する姿がいかにもそれっぽくて、すごくいい俳優さん🇨🇭
彼女が黒く塗った部屋の壁に埋め尽くす数式の意味はまるで意味不明やけど、知的がゆえのコミカルさもあり、かつロマンチックでかなり好みの映画やった✨
日本での公開の予定はあるのかな..
上映後、この映画の数学顧問である数論幾何学者のAriane Ménardさんと京大の算術幾何学者のディスカッションもあって、映画の舞台裏など興味深い話が聞けたのも良かった。
当初、映画の題材探しにパリ国立高等師範学校ENSにやって来たアンナ・ヴィヨン監督は数学を選ぶつもりはなかったものの、女性学者がいる学部に絞った結果、数学がテーマになったそう。
あと、京大の先生曰く数学者がみんな麻雀が強い訳ではない、とのこと笑🀄️
数学が専門の学生とフランス語に精通した人が多数参加してるとてもインテリジェントな空間に紛れ込んで、すごく楽しかった〜😊