このレビューはネタバレを含みます
侍であること、時代劇であること、現代にタイムスリップする事がしっかり意味を持って繋がってて、めちゃくちゃ面白かった。
最後の対決までの積み重ねも丁寧だから、真剣での斬り合いという嘘がちゃんと信じられるし見てる方も力が入る。
とにかく主演の山口馬木也さんが良くて、高坂という侍が現代にいると思わせる存在感が素晴らしかった。
高坂、一年もあったのに歴史や自分の藩の行末ちゃんと調べてなかったのか、とか、本身持った記憶喪失(と思われてる)の人を随分おおらかに受け入れるなとか、細かい事言ったらそりゃあるけど、それを補って余りある良さに溢れた大変面白い映画だった。