圧巻の一言に尽きる名作
あるあるとも言える、侍が現代にタイムスリップするという話からここまで話を膨らませ、また主演の演技力によって監督の伝えたいメッセージが説教感なく胸をついてくる点に感服。
侍が現代にタイムスリップし、そこでの現代への驚きの様子がとてもリアルだと思った。
スマホを筆頭にした電子機器にいちいち驚くよくある展開とは裏腹に、なにがなんだかわからないからスルーしちゃう感じは、先週インドに一人で行った時の感覚と重なりとてもリアルだと感じた。分かりやすく変なポイントにはちゃんと驚くも、不審がられたくない感じが説得力をましてるなと思った。
そして、どーやってサムライがタイムスリップした事に気づくかというタイムスリップモノの大喜利もサラりと納得の展開だった。
アラビア数字読めんのかなとは思ったけど
ショートケーキのシーンも最高で、しかもここが最終的に効いてくる伏線になってるとは誰も気づけないし、テクい。
そして、ちゃんと笑えて泣けるコメディなところも最高。
会津藩の結末を知り悲しみに打たれた後の、ラストの斬り合いのシーンは、もう完全に主人公に感情移入通り越して憑依してる分、スクリーン釘付け。
俺がもっと歴史に明るければさらに楽しめた分教養の低さにも反省させられる映画。
24-67