侍タイムスリッパーのシャリファのネタバレレビュー・内容・結末

　池袋シネマ・ロサにて鑑賞。
　かなり小ぢんまりとした、マイナーでレトロな雰囲気のある映画館で、この映画の内容にもマッチしていた。

　本物の侍が、現代日本の時代劇の撮影現場にタイムスリップしてしまうという、面白そうな感じのストーリー。

　主人公の演技や殺陣が素晴らしく、まるで本当の侍になりきっているから、俳優って本当に凄い。

　私自身、映画の中で映画を見る、俳優が俳優を演じるといった「劇中劇」が大好き。

　前半の、主人公が時代劇の役者になるまでの展開は若干遅いが、ギャグも小気味が良く、後半怒涛の巻き返しがあったので、「このままダレていくのでは」という不安は、杞憂に終わった。

　ラストの本当の意味での真剣勝負に、思わず息を呑んだ。

　最後に映画タイトルが出た瞬間と、クレジットロールが終わった瞬間の2回に、劇場内にいた客全員が拍手をした。
　動画配信サービスで見ようかとも思ったが、やっぱりあのラストの戦いは、劇場で見て正解だった。