すごい高評価されていて、期待しましたけど微妙でした…。
個人的に偽物の映画愛が描かれる映画制作を舞台にした作品は苦手です。
時代劇に対する敬愛は見てとれます。時代劇は段々観る人が少なく、もう今は古き時代劇ドラマや映画は少なくなりました。東映太秦映画村に行ったことがありますが、そこで撮影してますね。
斬られ役として有名な福本清三へのオマージュがありますし、これからの日本映画界への問題提起、米騒動にも追及されてる。
でもなんというか、クサイ映画なんです。テーマを全面に押した挙げ句、肝心のテンポが悪い…。130分が長く感じました。こういったテーマ性が強い映画あるあるですね。
それとそのテーマも結構、納得いかないです。むしろ時代劇はまだまだ作られていきます。大河ドラマは失くならないし、アクション多めの時代劇はよく作られてる。そんなにシビアになることなのか?と思います。
そして最後の展開はさすがにやばくねと思います。本当に時代劇を愛してるのなら真剣使ってなどもっての他。勝新の息子の傷害事件を忘れたのか!
助監督以外の人、みんな頭おかしい。
てかデジャブ感あると思ったら嫌いな『サマーフィルムにのって』に似てる…。
本当に時代劇を残したいのなら継承をするべきだと思い、あの助監督が監督に抜擢される展開ほしかったです。もっと言うと、米騒動や映画を大切にしない日本の政治家に腹立てて、みんなで財務省解体デモをやるとか…それはやりすぎか😅
そのくらいとんでも展開じゃないと私の心は動きませんよ!!!