幕末の侍が現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いたコメディ映画。
皆が観てる流れに便乗して鑑賞。評判通りの良い映画だった〜😆
最初はあらすじから、現代に来た侍が文化の違いに戸惑いながら奮闘するドタバタコメディだと思っていた。（前半は確かにそうなんだけど）切られ役の俳優の人たちの想いや、主人公の侍としての信念も熱く描いた、ドラマチックなヒューマン・コメディで、良い意味で想像していた内容と違った。中盤では、過去に敵同士だった侍もタイムスリップしていた事実が分かり、そこからストーリーはどんどん盛り上がっていく。最初は敵意を剥き出しにしていた侍2人が、撮影を通じて次第に打ち解け、固い絆や友情が生まれていく様子が微笑ましかった。そして、クライマックスの長回しによる決闘シーンは、撮影ではあるものの、真剣での仕合のため緊張感がすごく手に汗握った。オチはありがちだけど、個人的には好き。時代劇愛に溢れた良質なヒューマン・コメディで、誰が観ても多分楽しめると思う。
