昼猫さんの映画レビュー・感想・評価

昼猫

昼猫

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.1

ニュートの影が薄い、、、一応主人公なのに😓
タイトルからダンブルドアの出番が多くなるのは分かってたけど個人的にはちょっと残念。魔法動物の活躍ももっと見たかった。盛り上がる場面も終盤くらいでストーリーは
>>続きを読む

列車に乗った男(2002年製作の映画)

3.3

独り身で寂しい人生を送る元教師の初老の男と、銀行強盗を企てる厳つい風貌の中年男。全く異なった人生を歩んできた2人の、3日間の交流を描いたヒューマン・ドラマ👬

3日前は赤の他人同士だった2人が、一方の
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

人間が誰しも心の中に秘めている憎悪の感情。それが解放されたらどうなるのか。間宮の催眠によって、次々と善良な市民が殺人を犯していく様子は恐怖でしかない。終始、暗く不穏な空気が漂い、不快感が募る。更には、>>続きを読む

君を想って海をゆく(2009年製作の映画)

3.8

恋人に会うためにフランスからイギリスまで泳いで渡る決意をしたクルド人難民の少年ビラルと、彼に教えを乞われサポートする市民プールのコーチ、シモンの交流を描いた作品。

パッケージからは一見、ハートフルで
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.6

止まらない負の連鎖に気が滅入る。終始胸糞悪くてしんどかった。
人間の弱さや愚かさが剥き出しになっていく様がリアルに描かれている。娘に寄り添えなかった自分を認めたくなくて他者を攻撃し、責任転嫁しようとす
>>続きを読む

ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.2

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の正統派西部劇アクション。凄腕ベテラン保安官vsメキシコの巨大麻薬カルテル。午後ロー向けの普通のアクションだけど、シュワちゃんファンなら観て損はないと思う。ただ、フ>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前作のテイストとは打って変わり、新たな謎の勢力の登場により、逆にフォー・ホースメンが追い詰められる展開に。殺人も厭わない連中なので、終盤までハラハラの連続だったが、ラストは大逆転劇を見せる。悪者をド派>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.3

謎の手と握手して霊を自分に憑依させるという設定がまず面白い。霊の造形のおぞましさはインパクトがあり、ホラーとしての怖さも十分感じられる。衝撃の結末にもゾッとさせられる。

主人公の行動に全く感情移入出
>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

3.5

死刑冤罪怖すぎ😨
警察をここまで極悪に描けるのはある意味凄い。こんな松重豊は見たくなかった...😓

ストーリーは鏑木の逃走の過去をエピソード形式で辿り、彼の本当の人柄を知ることで、感情移入させる構成
>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.4

犬たちがとにかく賢くて、愛らしい。ダグラスとの息の合ったコンビネーションは爽快で、お互いに信頼し合っている感じがまた良い。クライマックスのギャングとの死闘で見せたチームプレーは面白かった。ダグラスが犬>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

1920年代のアメリカ・オクラホマ州で実際に起きた、「オセージ族連続怪死事件」を描く西部劇。監督はマーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロと豪華な布陣で送るクライム>>続きを読む

ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

4.1

ナチスの脅威からチェコの669人のユダヤ人難民の子供達を救ったニコラス・ウィントンの半生を描いた実録ドラマ。主演にアンソニー・ホプキンス。母親役にヘレナ・ボナム=カーターなど実力派キャストで送る。>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.5

スペイン北部のキリスト教巡礼地を巡れずに急死した息子の遺志を継ぎ、彼の遺灰を持ち旅をする父親とその仲間たちを柔らかなタッチで描いたロードムービー🚶

人が聖地巡礼をする目的は宗教に関わることが多いと思
>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.4

あるバラエティ番組の生放送で起こった怪異をファウンド・フッテージ形式で描いたオカルトホラー。
作中の胡散臭さ全開の番組が、本当にありそうでリアルだった。ホラー作品としての雰囲気作りの上手さ、ゾッとする
>>続きを読む

オーダー(2024年製作の映画)

3.3

1980年代に実際に起こった白人至上主義の過激派テロリスト集団「オーダー」と、それを追うベテランFBI捜査官との攻防を描いた作品。
これが実話という衝撃。指南書に書かれた内容が全て実現したらと思うとゾ
>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.3

人は罪を免除され続けたらどうなるかという倫理観やアイデンティティの崩壊を描いた作品。
自分のクローンに罪を被せるという設定はなかなか斬新。遺族はクローンを殺しても納得しないだろうし、金でどうかにかなる
>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

2.8

即席チームを率いて100億円の闇取引を阻止することになった最強のスパイチームの活躍を描くアクションコメディ。キレッキレなアクションや華麗なチームワークによるミッションの遂行は痛快。ただ、最初こそ楽しん>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.5

カオスすぎる世界観😅
いったい自分は何を見せられているんだろう?
ストーリーは意味不明だし、コメディとしても下品なノリは全く笑えないし...。終始苦痛でしかない。ただ、カンフーアクションはカッ
>>続きを読む

黙秘(1995年製作の映画)

3.6

スティーヴン・キング原作との事で鑑賞。20年の歳月を経て結ばれた二つの事件の真相の鍵を握る、母と娘の心理的葛藤を描いたサスペンス・ミステリー。現在と過去を行き来しながら事件の真相を紐解いていく構成が巧>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.7

1のアクションも凄かったが、今作はそれを遥かに超える出来。敵の凶悪さや強さは前作を上回り、より過激になって緊張感も増している。プロの殺し屋集団相手にやるか、やられるかのギリギリの攻防が痺れる。刑務所と>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.3

タイムループ系サスペンス「ハッピー・デス・デイ」の続編。前作が面白かったので鑑賞。

前作同様、タイムループに翻弄される主人公を描いているが、よりドラマ性を重視した作りになっている。前作のループする謎
>>続きを読む

アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

3.7

あらすじ
インドで孤児を支援する男と巨額の富で人生を操る実業家が出会ったことで、予期せぬ悲劇に翻弄されていく男女の姿を描いたヒューマン・ドラマ。

俳優たちの演技が上手すぎて、ただただ圧倒される。妙に
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

実在した罠猟師ヒュー・グラスの半生を描いたサバイバルアドベンチャー。息子を殺されたグラスの復讐劇に加え、1800年代のアメリカ未開拓地における部族間同士の争いを壮大なスケールで描いている。

舞台であ
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

全編パソコンの画面上でドラマが展開するサスペンス・スリラー『search/サーチ』の続編。前作では失踪した娘を父親が捜索するのに対し、今作は失踪した母親を娘が探すという反転したストーリーになっている。>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

誘拐された麻薬王の息子を救出するために孤立無援の戦闘を繰り広げる凄腕の傭兵、タイラー・レイクの活躍を描いたクライム・アクション。

最近観た中でも群を抜いてクオリティが高い骨太なアクション映画。手持ち
>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

3.2

同名の戯曲を映画化したヒッチコックの代表作。ワンシーン・ワンカットで展開するサスペンス。

会話劇だけで魅せるとは流石ヒッチコック。
優越感を味わう為だけに人を殺すとかとんでもないサイコパス😱
殺人を
>>続きを読む

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.3

絶滅危惧種の渡り鳥である雁を導くため、ノルウェーからフランスまで超軽量飛行機で飛行するプロジェクトに挑んだ父と子の姿を描いた実話を基にしたヒューマン・ドラマ🕊

渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという
>>続きを読む

SAFE セイフ(2012年製作の映画)

3.3

元NY市警の特命刑事で今は地下格闘技のファイターのルーク・ライトが、偶然出会った特殊な能力を持つ中国人少女を守るため、マフィアや悪徳警官を相手に孤独な戦いを挑むクライム・アクション。主演はジェイソン・>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

前作より好き。
伏線の回収がやっぱり上手くて感心する。
中盤から二転三転する展開が面白い。
ただミステリーとしてつまらない訳じゃないが、どこか物足りなさを感じてしまう。

エドワード・ノートンが老けて
>>続きを読む

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.1

世界を変えるにはどうすればいいか?
11歳の少年が考え出したアイデアは「ペイ・フォワード」。それは自分が誰かから善意を受けた後、それをまた他の誰かに渡す行動や考え方のこと。とても革新的なアイデアだと思
>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

戦車をメインにした戦争映画は初めて観たかも。とても新鮮だった。

"最強の怪物"ティーガー戦車vsフューリー号の一騎打ちは興奮した。ドン小隊が追い込まれながらも、敵の虚を突く冷静さには痺れた。

ノー
>>続きを読む

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2009年の元日に白人警官によって射殺された22歳の黒人青年、オスカーの人生最後の1日を描いた作品。

辛い…辛過ぎる。
こんな悲劇があっていい訳ない。

前科はあるが家族思いで、根は心優しい青年オス
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.4

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。5つの異なる都市で、同時刻に走るタクシーの中で繰り広げられるドライバーと乗客の会話劇を描いたオムニバス作品。タクシー内での運転手と客の他愛ない会話>>続きを読む

ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

テンポが悪すぎて、グダグダやってる中盤が特に苦痛だった。メル・ギブソンじゃなかったら途中で観るのを止めてたと思う。最初のオチは騙されたが2段オチは流石にバレバレ過ぎる。

メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.4

伝説の殺し屋アーサー・ビショップの戦いを描くアクション映画『メカニック』の続編。主演はジェイソン・ステイサム。

前作よりもアクションが数段パワーアップした。敵がビショップにバッタバッタと倒されていく
>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

4.2

あらすじ
一度は家族を捨てた父親が、発達障害の息子と36年ぶりに一緒に暮らすことになり、悪戦苦闘しながら本当の親子関係を築くまでを描いたイスラエル産のヒューマン・ドラマ。監督自身も発達障害の息子の
>>続きを読む