いずぼぺ

ア・フュー・グッドメンのいずぼぺのレビュー・感想・評価

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)
3.7
名誉 規律 忠誠

グアンタナモ基地内で起こった海兵隊隊員死亡事件をめぐる軍法裁判を描く。
トム・クルーズ主演だが、アクションもラブストーリーもなし。けっこう硬派な裁判ものの作品となっている。
当たり前だけど軍法裁判は一般の裁判とは全く違うことをわかりやすく伝えてくれている。
根拠となる法が軍法であることから裁判官、検察官、弁護士、陪審員全てが軍に所属し階級がついている。つまり、全員が同じ組織に属し、職位や功績が法廷に持ち込まれる。建前上は全員が同じ価値観、判断基準を有した集団によって審理されるのだ。
トム・クルーズ演じるハーバード大卒の弁護士担当の法務士官は生意気で斜に構えた若手である。彼もまたこの軍法裁判の本質を裁判の過程で学んでいく。

入廷するジャック・ニコルソン演じる大佐の恐ろしいこと恐ろしいこと。
キーファー・サザーランドもこういう役似合うね。
ケビン・ベーコンの検察官もいいライバル役でカッコよかったデス。

64