トモ

ぼくが生きてる、ふたつの世界のトモのレビュー・感想・評価

4.6
素晴らしかったです

扱っているテーマはCodaだけどそれだけに留まらない普遍的で生々しい日常やメッセージ。最初は時間経過が足早かと思ったが観終わって感じる緻密な構成力

正直あからさまな描写やそれ要る?といった場面があったりそもそも母息子に見えづらい(中盤特に)違和感もあったけど

吉沢亮さんはドラマ「PICU」に引き続き母息子の息子役を演じるの上手過ぎる。そういう状況になかったとしても息子なら共感してしまうような感情の動きを丁寧に体現している。中高生役はさすがに無理があるだろって思ったが笑

忍足亜希子さんの事は知らなかったけど物凄く沁みる演技で中盤まで若すぎて美し過ぎる見た目が先行して若干入り込めなかったが後半はしっかりと母親の佇まいがあって

後で調べたらお二人の実年齢もしっかりと親子でした、違和感言ってすいません

ろう者の生活の不自由さや関わりについても真摯に描かれている一方で手話を使う事のメリットについても描かれていて色々と知りながら考えながら観る事ができた良作
トモ

トモ