このレビューはネタバレを含みます
歯車に甘んじることなく意志を持って現実を変えていけよ、という真っ当な話なんだけど、復讐テロ&自爆という行為自体の是非を問わない感じはジョーカーっぽい。
ひとつ変化を起こせたとしても物語は終わらない、バトンが渡されていくだけだ、これは現実の話なんだぞという感じの終わり方はよかった。岡田将生と一緒に、この映画を観た人たちにもバトンを託されている。
そして荷物がすぐに届くのは当たり前のことじゃねーんだぞというメッセージを受け取りました。無意味にお急ぎ便使うのやめよう……
満島ひかりがシン・ゴジラの石原さとみ的なちょっと勿体無い力の入り方してたな〜と思う。もうちょっと飄々としていてほしかったかも。
あと下町ロケット的な懐古フレーバーもちょっとわざとらしく見えるんだけど、その分アプローチできる世代の幅は広がったのかもしれない…