このレビューはネタバレを含みます
脚本を最大限に汲んだ映像構成で、伏線をしっかり拾っていけるスタイル。
役者の息遣いが、その世界をがんばって生きている等身大の人間そのもので、不器用ながらも足掻く姿が愛おしいと思えてしまう。
無駄なシーンがない(全てが伏線として繋がっていく)のが、本当に鮮やかでThe・野木脚本……!って感じ。米津玄師も変わらずいい味を出している。
実力派の役者もこんなに揃い踏みでいいんですか!?
わたしの母親が何故登場人物のあるひとり自〇を選んだのかがわからないね、と言っていた。確かにシリーズとしては不可解な終わり方だったし、何か続きがあるかもしれない……という期待感と、良い意味での不明瞭さはあったけれど、そもそもなんで?というのは当人にしかわからない話だし、他人が邪推することでもないっていう意味なのかな。そういう意味ではあんな描かれ方でもいいのかもしれない。