このレビューはネタバレを含みます
違う惑星の変な恋人が面白かったので、こちらを鑑賞。
時間系列がバラバラで、事前にホームページの相関図をしっかり見てれば良かったが、関係性が途中でよく分からなくなった（髪型が少し変わるだけで、バイト先のなっちゃんと最後のベンジーと一緒にいる、なっちゃんが別人かと思ってしまった）
マンツーマンの会話劇は、あげあしとりで面白い部分もあったが、同じような言い回しの繰り返しだったり、お互いの主張が強すぎだったり、長すぎて途中で一瞬だけ意識飛んでた。
（私自身が寝不足だったせいもある）
冒頭シーンの観覧車でのシモネタな会話では人によっては賛否両論あると思うが、私個人的には、冒頭でいきなり＆会話の流れ的に不自然に感じ、それはちょっと…となったが、先輩がそういう変なキャラなんだとだんだんと理解できたので良しとする。
また静かに観れていれば、会話は変だけど2人の演技が自然で良かったのに、隣の席の人がずっとソワソワしてて気分が悪かった。（ソワソワしてもしょうがないけど映画観てる時は動かないでほしい）
バーの店員の澤さんが良かった。（違う惑星の変な恋人の喫茶店の店員と姉妹なのも良いし、同じキャンディが出てくるのも良い）
指輪を無くした先輩とアキの会話で、無くした指輪と新しい指輪の比較を、もし双子の妹だったら違うでしょ？というセリフは、私自身双子の妹なので、確かにそうだとふふっとなった。
先輩の演技が誰かに似てるなぁと思ったら、たぶん菅田将暉の演技に似てると思った。
他の方のレビューみると、パルプ・フィクションのパロディのようなので今度観てみたい。
（映画の内容とは別だが、この映画の開場時間となった際、スタッフの方がタイトルを「違う惑星の変な恋人」と言ってしまって間違えて言い直してたけど、同じ監督の映画を同じ時期にやると、どっちがどっちだかわかんなくなるよねとなった）
追記:アキとなっちゃんのカフェでの会話で、なっちゃんは、アキの結婚相手（実は先輩）の話を聞いて、そんな人は嫌だと言いうようなことを言っているが、ずっと好きだった人の嫌な部分を知ったら嫌いになるのだろうか？それとも好きだから嫌いにならないのだろうか？とか、アキの結婚相手が先輩だとなっちゃんが知ったら一体どんな反応をするのだろうかとか。
会話劇の同じ繰り返しのシーンは、映画的に観客が飽きないようにカットや編集すればいいのに、そこはあえて実際の会話に近いようにしてるのか？とか、普通の映画のようにテンポよくしてしまうことへのアンチテーゼなのか？とか。
以上、上記の長いレビューの通り、ツッコミどころが多過ぎるけど、たくさん語れた作品でした。
