このレビューはネタバレを含みます
「こういう事ってあるよね」を至るところで感じる作品。
主人公だけがアイドルになりたくて、他の3人はそもそもアイドルになりたいわけではなかったけれど流れに身を任せていったので、そりゃ軋轢も生じるし分解してしまうでしょう。
4人が同じ志で常に進んで成功していくご都合主義ではなく、それぞれのキャラクターの個性を尊重した故のある意味リアルな物語だったと思います。
「アイドルグループ」という繋がりが絶たれた後でも、東西南北が集結して曲を完成させるところは凄く眩しかったな。
そしてそれから10年後。
それぞれが望んだ道を突き進んだことによる答え合わせが出来ていて、とてもキラキラしたラストでした。
この作品を、乃木坂一期生の中でだんとつに場を明るくしてくれたムードメーカーなかずみんが生み出したのは凄いな。
劇中のおじいちゃんの声がかずみんとなぁちゃんなのもホッコリさせてもらいました。
わたし自身が乃木坂ファンなので贔屓目あるかと思うけど、個人的には凄く好きな作品です。