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戦慄の七日間のmhのレビュー・感想・評価

戦慄の七日間(1950年製作の映画)
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科学者が警鐘を鳴らすべくロンドンで核爆発を起こさんとするテロを未然に防ごうと奔走する関係各所のクライムサスペンス。
七日後の正午に向かってカウントアップしていく方式で、あきらかに「セブン(1995)」の引用元。超デカタイポグラフィーで「MONDAY」がめちゃかっこいい。
疎開命令からの無人のロンドン、誰もいないビッグベン前の大通りのビジュアルは完全に「28日後…(2002)」じゃんね。
核爆弾を人質にとるのは「合衆国最後の日(1977)」「太陽を盗んだ男(1979)」なんかもあるけど、これが明らかな先行作ですね。
別事件の容疑者と間違われたことで捜査が進むとか、それはそれで科学者がいうことにも一理あるとかもあるんだけど、展開を早くしてるせいで細かいとこに目が行かない。こっちは振り落とされないようハンカチを握りしめるだけという、エンタメに振り切っているのも最高だった。
タイムアップ=ハッピーエンドを知らせる正午の鐘=ビッグベンのそれとか、とんでもなくうまくてやばい。
面白かった!
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