dm10forever

シビル・ウォー アメリカ最後の日のdm10foreverのレビュー・感想・評価

4.4
【KOME-KOME WAR】

これは、今から36年前の1988年に、とある日本の某バンドが発表した曲のタイトルである。
まさかこれが未来に起きることを予知していたとは、当時はまだ誰も知る由もなかった・・・。

んなことあるかい!!(笑)

今回の映画のプロットを聞いた時から「米米CLUBのKOME-KOME WARやん・・・」ってずっと頭の中にあったので、ちょっと言いたかっただけとです・・・。
全く縁もゆかりものりたまもございませんので悪しからず。

ってところで。
今作を観る前は、A24らしからぬ(?)「本格戦争アクション映画」かなって思っていたけど、それともちょっと違う。
これ、単純に今のアメリカ情勢を見て「トランプVSハリス」の覇権争いの構図の成れの果て・・・なんて思って観てしまうと、この作品の真意には辿り着けないと思う。
事はそんなに単純な事ではないから。

言ってしまえば「アメリカ人がアメリカ人である所以」みたいなもの。
それは「外から見たアメリカ人」と「内から、つまり彼ら本人たちにとってのアメリカ人」という、似て否なる存在に対する問いに対して、遅かれ早かれ行き着いたであろう回答のようものかもしれない。

≪お前は、どのアメリカ人だ?≫

これこそがこの映画の、そして建国以来ずっと続いてきた「アメリカ合衆国」の本質。
「The Civil War(南北戦争)」との違いと共通点。
ここからは内容にも触れちゃうのでフィルターかけてコメ欄に残します。
dm10forever

dm10forever