くらげ

シビル・ウォー アメリカ最後の日のくらげのレビュー・感想・評価

4.2
伊藤さとりさんがIMAXがおすすめって言ってたのであらすじも読まずにIMAXで見ちゃったらめちゃめちゃ恐かった😭😭😭

前半ちょっとウトウトしてしまったんだけど、銃撃の音でビックリして完全に目が覚める。

寝てたから誰と誰が何のために戦っているのか、カメラマンたちはどういうスタンスで写真を撮っているのか今ひとつ分からぬまま観ていたけど、捕虜を機銃掃射で過剰なまでに撃つ時の楽しそうにも見える顔に衝撃を受けた。

クリスマスソングが流れるイベント広場みたいなところでの、あの建物には誰がいるのかという一連のやり取りで、相手が誰であろうと自分達が死なないために殺すんだという、戦に対する大義名分の無さに震えた。

ちょっとクレイジーな仲間とのコミカルなシーンで少し緊張から解放されたと思ったら、その後の展開が恐すぎ😭😭😭
あんなのおしっこちびるわ。
こっちは逆に、元々残虐な性格の人に大義名分を与えちゃったんだろうなという対比が見事。

ラストの銃撃戦もただひたすら強くて強くて…

ジェシーがアドレナリン出まくって勝手に動いちゃうのも恐い。
リリー防弾ベスト着てるんだよね?え、違うの…?え、庇ってくれたのにスルー?えぇ〜〜〜

カメラマンめっちゃ邪魔そうなのに兵士達はどういう気持ちで面倒見てあげてるんだろう。守ってやるから俺たちの勇姿をしっかり記録しろよって感じなのかな…?
エンドロールの、現像されてだんだん浮かび上がってくる、死体を囲んで笑顔の兵士達にゾッとする。

横田基地とか横須賀基地とかに行く機会がちょこちょこあって、戦闘機とか軍艦とか見てカッコイー!なんて無邪気にはしゃいでたけど、ああ、これは簡単に人を殺せる兵器だったんだなと改めて実感した。

武器、狂気、無関心、無知、色んな恐いが詰まっていて、凄く考えさせられる映画でした。

キルスティン・ダンストはスパイダーマンのMJでは可愛くないとめちゃめちゃディスられてたけど、いい感じに歳を重ねてルッキズムから解放され、俳優としての実力がストレートに感じられて良かった。いやマリー・アントワネットとか可愛かったけどね。

IMAXだと本当に戦場にいるみたいで臨場感凄かったです。寿命が縮んだ気がします😅
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