はま

シビル・ウォー アメリカ最後の日のはまのレビュー・感想・評価

3.7
なんか「映画観たなぁ」って気持ちで映画館出てきた。ちょっと久々かもしれん。
今回は公開前から観たいと思ってたわけではなく(というか存在をあんま知らなかった)、公開後の評判を聞いての鑑賞。それぐらい口コミの広がりが結構あった(し、上映期間も田舎にしては長い気がする)。

前段の世界観(内戦の状況)をある程度頭に入れといた方がスムーズに入れるとは思ったけど、そもそもアメリカの州の位置関係とか現在の情勢(比較対象として)を知ってないと完全に理解できるとは言い難いからその辺はもう逆に全部フィーリングでいいかもしれん。
というのもこれは戦争映画じゃないと私個人は感じたから。

戦場カメラマンのリーとジェシー(のファインダー越しの世界)を体験する映画、とともに、前半なんか特にロードムービー感すらあったなと。彼らと、彼らが今に感じていることと、心の揺れ動きをじっくり描いてて、だからこそ終盤パートがズシっと来るのよね…
なんか普通にショックすぎてちょっと口開いてたもん。

BGMがめちゃくちゃ違和感すごくて…それは良い意味で。戦争映画らしからぬ音楽なおかげでこれは戦争映画じゃないぞってちゃんと思えるし、私の勝手な思い込みでは「ジョエルのテンション表してんじゃね?」とか考えたり。(戦場行くとテンション上がるタイプの人だったし、「記者モード」とそうじゃない時の差がありすぎて勝手にそう思った)


戦争の残酷さを真に訴えるのは時に戦争映画ではないのかもしれないね
はま

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